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イラスト描くぞ!こやぎのお絵かきブログ「家畜餌付け推進会。」日報。  

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semスキン用のアイコン01 流星のロックマン小説もどき その3 semスキン用のアイコン02

  

2008年 01月 21日

調子に乗ってまた書いてしまいました。
小説もどき第3弾です。


■流星1(ゲーム設定)です。

いつも元気なルナが風邪とかで大人しくなるとどんだけ可愛いんでしょう!・・・と思ってたらできた話。

スバルも大事なルナが病気になったら
そばについててくれるだろうな!

くそう、ラブラブじゃねえか!
(落ち付けよ)


時期はオヒュカス倒したあと~ツカサに裏切られるまで
の時期で考えてます。


ドリーム小説なのでふたりはもう付き合ってます。
なのであかねママがルナを呼ぶときも
「委員長さん」ではなく「ルナちゃん」に変えております。

ぶっちゃけあかねママが
ルナをどう呼んでるのか知らなかったので。
アニメで呼んでるのきいて初めて知った。

ロックマンの正体がばれてから付き合いだして、
今が一番ラブラブしてる時期だと思ってもらえればいいです。

雨宿り中の公園でイチャこくくらいラブラブ。

やはり日本語がおかしいですが、よければどぞ。



下↓のタイトルクリックしていただくと本文がでまっす。








スバル×ルナ     「孤独」。



天気の良い日曜の朝。
星河家のリビングにあるソファに
人待ち顔で寝転んでいるのはスバルだ。
ソファの脇にはスバルの荷物と思われるスケッチブックと
絵の具の入ったバッグが置いてある。



「・・・・・・・遅いなあ。」



「どうしたの?」

スバルのつぶやきが聞こえたのか、キッチンで朝食の片付けをしていたあかねが問いかけてくる。

「委員長を待ってるんだけど、約束の時間はとっくにすぎてるのにまだ来ないんだ。」
「あのこが遅刻なんてめずらしいわね、電話はしてみたの?」
「うん。でも電話もメールも連絡がとれないんだ、
どうしたんだろ・・・・・・。」

「あのマジメなルナちゃんにしてはおかしいわね。
もしかして何かあったのかしら。」

あかねの言葉にスバルはドキリとする。
もしかしたらここに来る途中でなにか
事故があったのかも知れない。

急にルナの安否が気になって仕方なくなってきたスバルは
ソファから立ち上がる。



「・・・ボクちょっと様子見てくるから
もし委員長きたら電話くれる?」
「わかったわ。気をつけてね。」



スバルはそういうと荷物を持って足早に家を出て行く。
ルナの住んでいるマンションは
スバルの家からさほど遠くない。
スバルの家とルナのマンションを結ぶ道を早足で歩くスバル。
途中、ルナとすれ違わないよう道行く人を確認している。
少し落ち着きのないスバルに
ウォーロックは悪態をついてみる。




『なんだよ。あの女、
昨日あれだけ偉そうに言っておいて遅刻かよ。』



    
ウォーロックの言葉にスバルは
一昨日のルナと約束したときのことを思い出す。
図画工作の授業が終わり、
教室に戻ろうとしたスバルを呼びとめるルナ。


「ねえ、スバル君、あさっての日曜って空いてる?」
「え?あ、うん、特に何もないけど・・・・・・・。」
「じゃあさっき出た写生の課題、一緒にやりましょうよ。」
「うん、いいよ。どこかで待ちあわせする?」 
「私がスバル君の家にいくわ。
朝十時に迎えに行くから寝坊しないでちょうだい。」

「わかった。」




「・・・・・寝坊したら怒るからね!」
「しないってば。」




・・・・・・・強気な念押しがなんともルナらしい。
ルナは今まで待ちあわせの時間に遅刻したことがない。
その分その待ち合わせの相手が遅刻してきたときの彼女の怒りようといったら、それはもう・・・・(省略。)



「・・・とりあえず委員長の家に行ってみようよ。」




白金家は高級マンションの一室にある。
オートロックの玄関でインターホンを鳴らすスバル。
何度か鳴らしてはみたものの、
何も反応がない・・・・・・・・。



「・・・おかしいな、誰もでない」

『途中で入れ違いになったんじゃないか?』
「それだったら連絡がきてもいいと思うんだ・・・・・、
いくよウォーロック。」



『あん?』



ルナの安否を早く確認したいのだろう、
真剣な表情でトランサーを構えるスバル。




    「電波変換!星河スバル、オン・エア!!」




オートロックで閉ざされたドアを
電波化してすり抜けるロックマン。
左手についたウォーロックが
ため息まじりにロックマンにツッコミを入れる。


『・・・オマエこんな犯罪じみたコト
やだって言ってなかったか?』

「非常事態!」


進行方向をみたままキッパリと言い放つロックマン。
スバルの中では犯罪だろうがなんだろうが、
彼女のためならなんでもこいなのだ。
開き直りとしか思えないロックマンの態度に
呆れかえるしかないウォーロック。




『・・・・まあ、いいか。スキにしろよ。』




白金家の玄関内をうろつくロックマン。
電波化していて誰かに見つかることはまずないが、
不法侵入なので少しおずおずした感じで歩く。

ロックマンはルナの部屋のドアを確認すると
そおっとドアをすり抜けて部屋に入った。



「・・・あ、いた委員長だ!」



ドアから顔を出し、
ベッドで寝ているルナの姿を確認するロックマン。
ルナをみつめるロックマンに
またもや悪態をついてくるウォーロック。



『なんでぇ、やっぱりただの寝坊じゃねえか。』
「・・・待って、様子がおかしい。」



そっとルナに近づき、彼女を覗きこむロックマン。
ルナの熱で火照った顔と荒い息遣いを確認して、
額に手を当ててみる。




・・・・・・スーツ越しでもはっきり伝わってくる、
ルナの体温。



ロックマンは静かにルナにささやく。


「(熱があるみたいだ。) ・・・・・委員長、大丈夫?」




「・・・・・・・・だれ・・・・・・・・?」




朦朧としつつも熱で潤んだ目をうっすらと開けるルナ。
ルナの体調のことも心配だが、熱のせいでかすれる声と
荒い息づかいがなんだか色っぽい・・・・・


・・・なんてちょっと不謹慎なことを考えてしまい、
あわててその場を離れようとするロックマン。


「ま、待ってて。今薬と冷やすもの持って・・・・・・・」


「・・・・ロックマン様・・・・・・・・!」
「わわわっ!?ちょ、ちょっと委員長?!」

立ち上がろうとしていたロックマンにいきなり抱きつくルナ。
不安定な体勢だったため、
そのままはずみでベッドに倒れこんでしまう。
予想外の出来事につい赤面してしまうロックマン。


・・・・・・彼の下心がバレたのだろうか?


「・・・・・・・・いかないで・・・」
「え?」

ロックマンにしがみつくルナの目から涙がこぼれる。
ルナのなみだに少しドキッとするが、
優しくささやいて彼女の手を解くロックマン。




「・・・大丈夫、すぐ戻るよ。」




ロックマンはルナの部屋を出て電波変換を解く。
スバルの姿に戻るとそのままキッチンへ向かい、
氷まくらと冷やしタオルを用意する。
うつむき、赤面したままタオルをしぼるスバルに
ウォーロックは茶々を入れる。



『どうしたスバル、顔が赤いぞ?(笑)』
「・・・・・・・ほっといてよ。」



『今さら抱きつかれたくらいでなーに照れてんだ。』
「う、うるさいなあもう!
・・・って言うか“今さら”ってなんだよ?」

『だってよぉ、オマエらこないだ
公園で雨宿りしたときに・・・・・・』




「うわああっっ?!(恥)」




『うお?!な、なんだよいきなり大声だすなよスバル!』
「ちょ、ちょっと待ってよ、もしかしてずっと見てたの?!」
『そりゃそーだろ。
オマエのトランサーの中にいるんだからよ。』

「・・・・・・・・・っ!な・・・・・・!」

スバルの顔はさっきよりさらに赤くなり、
緊張のあまり言葉に詰まってしまう。
あのときはルナに夢中で
ウォーロックの存在など頭になかったのだ。

『あん?何だそのカオは。なにかマズイのか?』
「マッ・・・・、マズイに決まってるだろ!
見てたのになんでわかんないんだよう!」
『知るか!だいたいアレは何なんだ?アイツを・・・・・』



「いいい言わなくていいよう!!(恥)」



プチパニックを起こすスバル。
よく考えればウォーロックは宇宙人だ。
抱擁やキスの意味がわからなくても仕方ない。
スバルは深呼吸をしてウォーロックのほうに向きなおる。

「・・・ゴメン。キミが宇宙人だってこと忘れてたよ。」
『まぁ、いいけどよ。オレにはアレの意味がわかんねえし、
気にもならねえからな。』
「でもボクはキミに見られちゃうのは恥ずかしいな・・・。」

『じゃあオマエらがイチャつき出したら
しばらく離れてりゃいいのか?』
「うん。次からそうしてくれる?」

『仕方ねえなあ・・・・・・・・・。』

・・・・地球人のセックスは理解できないのに
イチャついているのはわかるのか、ウォーロック。
心の中でそんなツッコミを入れながらも、作業を進める。



「えーっと・・・、氷まくらの留め具はどこだろ・・・。」



キッチンの戸棚やら引き出しやらを
次々に開けて留め具を探すスバル。


「あれ?ストローって置いてないのかな?」
「鎮痛解熱剤・・・・・、薬箱は・・・・・・・・?」


勝手のわからない他人の家。
しかし置き場所のわかる住人がいま誰もいないのだ。
スバルは少し拗ねたような口調でぼやく。

「委員長の両親は今日も仕事なのかな。
娘が病気なんだからこんなときくらい
傍にいてあげればいいのに・・・・・・・。」

『シゴトってえのは自分のコドモより大切なものなのか?』
「・・・・さあね。ボクにはわからないよ。」
『そう拗ねるなよ。
じゃあオマエが傍にいてやりゃあいいじゃねえか。』



「・・・・・・・・・そうだね。」



ウォーロックの言葉にちょっと優越感を感じたのか、
スバルは小さく笑みを浮かべた。


氷まくらと薬を持ってルナの部屋に戻るスバル。
ルナに静かに声をかけ、彼女を起こす。


「委員長、薬飲んで。
ホラ、あったかいミルクも持ってきたから。」

「・・・・・・・気持ち・・・・悪い・・・・・・。
何も飲みたくない・・・・・・・・・・。」

「ちょっとガマンして薬飲めば楽になるよ。ね?」
「や・・・・・・・・・・・・・。」

「(まいったなぁ・・・・・・・・・・)」

薬を飲みたくないと駄々をこねるルナ。
普段彼女がこのように駄々をこねることなんてない。
スバルはどうしたらよいのかわからず困りはててしまう。
はあ、とひとつ溜め息をつきつつルナの唇に触れてみる。
・・・・・すると。


「ん・・・・・・・・・・・・・。」
「うわっ・・・・・・・。(照)」


意識してのことなのかはわからないが、
ルナがスバルの指をくわえた。
ルナの意外すぎる行動に思わず声を出してしまうスバル。
自分の指をくわえたルナの口元にドキドキしつつ、
くわえられた指を自分の唇と入れ替える。


ゆっくり、押し込むようにルナにキスをするスバル。


「んん・・・・・・・・。」
「んぐ・・・・・・・・?」


ごくん、とノドを鳴らして何かを飲みこむルナ。
スバルはルナのノドの音を確認するとそっと顔を離す。


「ぷは・・・・・・、今の・・・・・・?」


「ホットミルクと薬。ホラ飲めたじゃないか。」



薬を飲みたがらないルナに
ミルクと薬を口うつしで飲ませたのだ。
意味がよくわかっていないのか、
ルナはただボーッとスバルの顔をみつめるばかり。



「・・・・・・・・・・ね、委員長?」



「・・・・・・・・・・・?」




「もう1回、キスしていい?」




「・・・・・・・・・・・。」

わずかに目を細めただけで
ルナは特になんの反応も示さない。
スバルは身を屈めてそっとルナに口づける・・・・・・・。




「・・・大丈夫だよ、今日はボクがそばにいるから・・・。」
「ん・・・・・・・・・。」




スバルの言葉を受けて、ルナは静かに目を閉じた。
寝息をたてはじめたルナに氷まくらをあてがう。




「帰ったらうがいしなきゃな・・・・・、
風邪もらいそうだ・・・・・・。(苦笑)」




思わず苦笑いするスバル。
風邪をひいたルナとキスしたのだ、当然だろう。
薬が効きはじめ、だんだん寝息が穏やかになっていく。



スバルはルナの寝顔をみつめながら
そっと彼女の手を握る・・・・・・。



「・・・・・・スバル君・・・?」


「あ、目、覚めた?何か飲む?」


何時間くらい経ったのだろうか、
ようやくルナが目を覚ました。
ベッドの脇に座っていたスバルの名を呼ぶ。
ルナの容体は薬が効いたのか、
だいぶ良くなっているようだ。



「スバル君どうしてここにいるの・・・?」


「あれ・・・・。さっきのこと覚えてないの?」
「さあ・・・・・・・・?」

目を丸くするルナ。
先ほどのことは熱のせいか、覚えていないらしい。


「それよりここまでどうやって入ったのよ?
オートロックは?玄関は?」
「あ、いや悪いとは思ったんだけど
電波変換して入らせてもらったんだ。」




「・・・それって犯罪よね。」




いきなり核心をつくルナ。確かに不法侵入なのだ。
急に慌てて言い訳をするスバル。


「ゴ、ゴメン!
でも時間になってもキミがこないから心配で・・・!」
「・・・まあ、今回は約束守れなかった私が悪いんだから
大目に見てあげるわよ。」
 


「ほっ・・・・。」



胸をなでおろすスバル。
そのときふとルナのベッド脇に置かれた写真立てに目がいく。
写真立てはなぜか伏せられて裏が上になっている。
スバルは不思議に思い、その写真立てを手に取る。



「あれ、この写真立てどうして伏せてあるの?」
「!!」



手にとった写真立てを見るスバル。
その写真には学芸会の劇のときの、
ロックマンを演じているスバルが写っている。




「あ、これ学芸会のときのボクだ。
委員長、こんな写真どこで・・・・・・・」
「きゃああっ!」



ルナが真っ赤になって叫ぶ。
その写真は担任の育田が劇の様子を録画したデータから画像を取り出したものだ。



小道具のソードを凛々しく構え、
ロックマンの衣装を纏ったスバルの姿。
さすがに堂々と飾るには恥ずかしいので
いつもは枕もとに伏せた状態で置いてあるのだ。



これを眺めるのは寝る前のほんの少しの時間だけ。
それだけでちょっと嬉しい気持ちで眠りにつける。




・・・・・・・なんとも可愛い乙女心だ。




しかし、スバルに乙女心なるものが理解できるはずもなく。



「え?ど、どうしたの?何かマズかったかな?」
「お、女のコの部屋のものに勝手にさわらないでよ、
エッチ!!」

「え、えっち??」
「ばかーーーーーーーーーっっ!!」


周りにある時計やらぬいぐるみやらを
手当たり次第にスバルに投げつけるルナ。
見られたのが恥ずかしいやら、
鈍感なスバルが腹立たしいやらでパニックになっている。




「いっ・・・いたたた!ゴ、ゴメンなさい!」
「謝って済む問題じゃないっっ!」






『・・・・・元気そうじゃねえか・・・・・・・。』






二人の様子をトランサー内で見ていたウォーロックは
呆れるばかりだ。




                                     おわり!2007/02/01作成1
                                          2007/09/07改訂版作成

by koyagi_mee | 2008-01-21 16:06 | 流星 小説もどき