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semスキン用のアイコン01 流星のロックマン小説もどき その7。 semスキン用のアイコン02

  

2008年 05月 14日

ためこんでた小説もどきをアップしようかと思ったら。

文字数オーバー8000字ですと?!

のおおお・・・・!
確かに長いけど!

これは2シーンくらい削らなあかんのでは・・・。


スバルとゴン太たちのかけあいとか
あかねママがスバルをからかうやりとりとか
ハープとウォーロックの仲よさげなやりとり
スバルの過去の話



などなど。

全部削るハメに・・・・。
うわぁ、何がなんだかわかんねえ・・・・。

ってワケで原文よりかなり削りました、
小説もどきその7です。

■流星1(ゲーム設定)

スバルとミソラが初めて出会って
ブラザーバンドを結ぶところの話。
妄想が妄想を呼んで、ゲームとは
かなり違っているのですが・・・・。



本命はもちスバルナですが
スバミソも好きですぞ。

今回かなり内容を削ったせいで
ちょっとわかりにくいかもしれません。


それでもよければ、どぞどぞ♪


※お詫び※
スミマセン、コメント返信は明日しまっす!





スバル+ミソラ    「音色」


「ウォーロックーー!いないのかー?!」

ビジライザーをかけてあたりを捜しまわるスバル。
いつもスバルのトランサーの中にいるはずの
ウォーロックが朝起きたらいなくなっていたのだ。

「もう、どこいっちゃったんだよ・・・
世話の焼ける宇宙人だなあ・・・!」

ぼそりと愚痴をこぼすスバルだが、
内心はウォーロックが心配なのだ。

ウォーロックを捜しつつ
展望台の前にやってきたスバル。
階段を登る途中でスバルは足を止める。



「ん・・・・・・・・・?なんだ?ギターの音・・・・・・・?」



展望台から聴こえるギターの音色。
聴きなれないメロディを不思議に思いつつも、
スバルは階段を登っていく。

そこには展望台のベンチに腰掛け、
ギターの弦を弾く少女の姿があった。

肩まで伸びた外側にハネた茜色の髪と
大きな瞳が印象的な美少女だ。
フード付きパーカーに短いホットパンツ、底の厚いブーツ
といったボーイッシュな装いがよく似合っている。


恐らく歳はスバルと同じくらいだろうか。


「ん・・・?あ!ごめんね、展望台に用事?
すぐどくから待ってて。」
「あ、いや、違うんだ、
ギターの音が聴こえたからなんだろうって思って・・・」
「えへ・・・。今新しい曲を作ってるんだけど
なかなかうまくいかなくって。」

少女は軽くスバルに笑いかけるとギターの弦を弾く。
ギターのメロディにあわせて彼女が歌を紡ぎだす。


「(すごい!なんてきれいな声なんだろう・・・!)」


しかし少女から紡ぎだされた歌は彼女の活発的な装いとは
裏腹に美しくも物悲しいバラードだった。
ふいにギターの弦を弾く手を止める少女。

歌に聴き入っていたスバルはあれ、と彼女をみつめる。

スバルの目に映ったのは
彼女の大きな瞳からこぼれ落ちる大粒のなみだだった。


「ど・・・、どうしたの?」


スバルはただおろおろするばかり。
少女はなみだをぬぐい、
潤んだ瞳のままスバルに笑いかける。


「ごめんね、なんでもないよ。
歌・・・聴いてくれてアリガト・・・。」


少女はそのまま展望台の下へ
続く階段を駆け下りていってしまう。


『何だよスバル、もしかしてヒトメボレってヤツかぁ?』
「うわっ?!いきなり話しかけてくるなよ、
ウォーロック!・・・びっくりしたあ・・・。」

『オイ、スバル。あのムスメは何モンだ?』
「ボクもさっき会ったばかりで名前も訊いてないんだ。」
『あのムスメの奏でる音楽から孤独の波調を感じた。』
「どういうこと?」
『FM星人はニンゲンの孤独の心のスキマに入り込む。
あのムスメは格好の餌食だぞ。』
「あのコが・・・・・・・・?」

ウォーロックの言葉で
彼女のことが急に気になりだすスバル。
いったいあのコになにがあったというのだろうか・・・?


「さあ!今日こそ学校に来てもらうわよ、星河スバル君!」
「何度来たってムダだよ。ボクは学校になんか行かない!」


翌朝。
いつものように委員長軍団がスバルを学校に
連れて行こうとスバルの家にやってきていた。
スバルとルナはどちらも引かず、火花を散らす。
キナ臭いふたりとは裏腹に、
いつもの元気がまったくないゴン太とキザマロ。

「はぁ・・・(沈)」
「響ミソラのコンサートが中止になったから何よ!
コンサートくらいまたあるでしょう?!」
「ミソラちゃんが急病だから中止になったんだぜ?
心配になるだろ~?」

「・・・あっそう・・・(汗)」

力説するゴン太に思わず肩の力が抜けてしまうルナ。
そのルナのスキをついて
スバルは彼女をおしのけ玄関を飛び出す。

「ああっ!しまった、逃げられたわ!
ふたりとも、急いで追う・・・もう!役立たずっ!」
「はああ・・・、ミソラちゃあん・・・(沈)」

委員長軍団を振り切ったスバルは
足早に展望台まで駆けてくる。
階段の上の展望台を見上げ、
スバルは昨日の少女のことを思い出す。

「あのコ、今どうしてるんだろう・・・。」

スバルがそうつぶやいたそのとき。
かすかに耳に届いたギターの演奏。
スバルはあわてて階段を駆け上がる。
そこには昨日と同じように
ベンチに腰掛けギターを奏でる少女の姿があった。


「はぁ、はぁ・・・、また、逢えた・・・っ。」


「君は昨日の・・・また逢ったね。どうしたの息きらせちゃって。」
「キミの・・・ギターの曲が聴こえたから・・・」

「・・・なに?君、あたしのファン?」

すこし眉をしかめ、怪訝そうに訊ねてくる少女。
しかしスバルは彼女の言っている意味がわからず
キョトンと切り返す。

「ファン?・・・なに、キミって有名人なの?」
「違うの?ていうかあたしのこと知らないんだね。」
「えっと・・・、ボク流行りものとか詳しくなくて・・・。」
「そうなんだ。学校で友達とそういう話しないの?」

「・・・・・・・・・・・・・。」

自分は今登校拒否をしているのだ。
そんな話なんてできるワケがない。
黙り込んでしまったスバルにどうしたのか、
と少女が訊ねようとしたそのとき。

「ミソラーーーー!どこ行ったんだぁ~~~?」

「げっ!や、やばい!君、こっち来てっっ!」
「えっ?」

少女はあわててスバルを連れて茂みの中へ飛び込む。
茂みの中でもみくちゃ状態になってしまうスバルと少女。
スバルは女のコと密着していることが恥ずかしいのか、
頬を紅潮させたまま固まってしまう。

「・・・おっかしいなぁ、ここにもいない・・・、どこいっちまったんだよミソラ・・・」

サングラスにあずき色のスーツといった、
お世辞にもカッコイイとはいえない装いの小太りの男が
必死に誰かを捜しているようだ。


「ふう、危なかったあ・・・、
いきなりごめんね。大丈夫?」

「い、今のは誰なの?お父さん?」

「ううん。あれはあたしのマネージャー。
・・・・・・あたし逃げ出してきちゃったんだ。」

「ええっ?!」

スバルは思わず大声を出してしまう。
昨日の彼女のなみだといい、
いったいなにがあったのだろうか?

「お願い!あたしをどこかにかくまってくれない?!」
「い、いきなりそんなこといわれたって・・・(焦)」

「あたし・・・もう、歌いたくない・・・・・・」

どんな事情があるのかはわからないけれど
このままこのコを放っておくわけにはいかない。

「わ、わかったよ、とりあえずボクの家にきなよ。
それならさっきの人も来れないだろうし。」
「あ、ありがとう・・・・。」

母・あかねはちょうどこの時間はパートに出ていて留守だ。
母親の留守中に女のコを連れ込むなんて
自分はなんてふしだらな息子なんだろうと思いながらも
少女を自分の部屋に招き入れる。

「君の部屋って広いんだね、すごい!」
「そ、そう?適当にテレビとかつけてていよ。
何か飲み物もってくる。」

スバルは飲み物を取りにリビングへ降りていく。
ジュースとお菓子を用意しながら
スバルは深いため息を漏らす。

「はぁ・・・。まいったなぁ。
母さんになんて説明しようかな・・・。」
『いや、確実に説教じゃねえの?』
「だよねえ・・・・・。でもいつまでも
母さんに内緒にできるとは思えないよ。」

『じゃあ何でつれてきたりしたんだよ?』
「だ、だってあのままほっとけないじゃないか。」

『・・・やっぱりヒトメボレか。
まあ、オレはオマエが誰といちゃつこうが構わねえが。』
「なっ、なに言ってんだよ!何もしないよう!(恥)」
『照れるなよ。そういうトコはまだまだガキだな。』

「ふんっ!」

ふてくされたままお茶菓子を持って自室へ戻るスバル。
スバルの部屋では
少女が本棚の本をめずらしげに眺めていた。

「どうしたの?なにかめずらしい本でもあった?」
「君・・・・、星が好きなんだね。
本棚も部屋も星のことばかり。」
「うん。ボク、将来は宇宙飛行士になりたいんだ。」
「へえ・・・・。ねえ、これ君の名前?」

少女は机の上に置いてあった通信学習の本の表紙に
記載されているスバルの名前を指す。

「あ、うん。そういえば自己紹介がまだだったね。
ボクは星河スバル。キミは?」
「あは!名前も星づくしなんだ!
あたしは響ミソラ、ヨロシクねスバル君!」
「・・・響ミソラ?その名前どこかで・・・・・・」

そのどこかで聞いた名前にスバルは思考をめぐらす。
そして今朝のゴン太のセリフを思い出す。

「キミが響ミソラ?
でも急病でコンサートが中止になったってゴン太が・・・」
「なんだ、あたしのコト知ってるんじゃん!てか
コアなファンしか知らないよ、コンサートのことなんて!」

「いや、たまたま今朝そういう話をきいただけだよ。
昨日のコンサートと今キミがマネージャーから
逃げてること、何か関係あるんでしょ?」

「・・・あたしはお金のために歌を歌うのはイヤなの・・・」
「どういうこと?」
「あたしの歌はママを喜ばせるためだったのに・・・」
「“だった”?」

ミソラは表情を曇らせたまま
今まで自分に何があったのかを話しはじめた。

「あたしのママは身体が弱くてずっと入院してたんだ。
ベッドから離れられないママのために
あたしいつも歌を歌ってママに聴かせてあげてた・・・。」

ぽつりぽつりと話しながらギターを握りしめるミソラ。

「ママをもっと喜ばせてあげたくて、あたし必死に
練習したの。このギターはあたしがオーディションに合格
したときにママが買ってくれたものなの。
でも・・・・・・・・・」

ミソラの目からなみだがこぼれ、
ギターの弦の上に落ちる。

「もう・・・ママにあたしの歌、
聴かせてあげられなくなっちゃった・・・・。」
「もしかしてキミのママは・・・・・・・・・。」

「うん、3か月前に・・・・・・・・・・。
あたしが歌をやめたらママ天国でガッカリするかなあと
思って今まで歌ってきたけどもうダメ・・・・・。
マネージャーはお金のことしか考えてないし・・・・。」

なぜ彼女の歌に孤独の周波数があったのか。
スバルとウォーロックはここで初めて納得した。

「あたし、ひとりじゃ歌えないよ・・・・・。」
「ミソラちゃん・・・・・・・。」

唯一自分の心の支えだった母親を亡くし
歌に希望を見出せずにいるミソラ。
そんなミソラと自分の境遇が少し似ていると
感じたスバルは彼女に親近感を抱く。

そのとき。来客を告げるチャイムが鳴った。
ミソラにひとことことわって玄関に向かうスバル。

「ミソラーーーっっ!出てこーいっ!」
「うわっ?!」

スバルがドアをあけるやいなや、
ミソラのマネージャーが飛びこんでくる。
驚きのあまり目を丸くするスバルに
つかみかかるマネージャー。

「おい!君だな、ミソラをかくまっているのは!」
「な、なんのこと?ボク知らないよ?」
「とぼけるな!君がミソラと一緒にいるところを
見たって人がいるんだぞ!」

マネージャーの言葉にぎくりとするスバル。
こんなところまで追ってこられるとは正直計算外だ。

「に、似た人でしょ?ボク、心あたりなんてないもの。」
「あくまでシラを切る気だな。いいか、君のやったことは
誘拐なんだぞ。これ以上シラを切るなら
君を訴えるしかなくなるが・・・、どうする?」

「・・・・・え?」

いきなり話がおおごとになってしまい、内心焦るスバル。
でも嫌がる少女に無理やり歌わせようとする
この男が少し憎らしくもあったため、
白状する気にはなれない。
にらみあうスバルとマネージャー。
その張りつめた空気をかき消したのはミソラの声だった。

「金田さん、もうやめて!スバル君は悪くない!」
「ミソラちゃん・・・・・・!」

「いいコだ、ミソラ。さあ、事務所に戻るぞ。
昨日の謝罪をしなきゃならないんだからな。」
「あたし・・・・・もう歌いたくないよ・・・・・・・。」
「何を言ってるんだ。お前の我儘のせいで
どれだけの損害が出てるのかわかってるのか?」

マネージャーはミソラの腕を強引につかむと
スバルの家からひきずり出そうとする。

「いた・・・・!金田さん、痛い・・・・!」
「やめろっ!!」

スバルはミソラをつかんでいた
マネージャーの手をはねのけて制止する。

「嫌がる女のコを無理やり連れていくのが
マネージャーの仕事なのか?!」
「ああそうだ!これは遊びじゃない、仕事なんだ!
ミソラにはその自覚が足りないんだよ!」

「仕事だってたしかに大切だけど、
このコの気持ちを考えたことがあるのか?!」
「うるさいな!お前には関係ない話だろう!」

「うわあっ!」

スバルの言葉に苛立ちを覚えたマネージャーは
スバルを思い切り突き飛ばす。
玄関の壁で頭をぶつけ、
痛みでそのままうずくまってしまう。

「痛たた・・・・・・!」
「やめて、金田さん!
あたし帰るから、スバル君にひどいことしないで!」
「やっとわかってくれたか。・・・・行くぞ。」

「スバル君・・・、ごめんね。ありがとう・・・・。」

うずくまるスバルに淋しく微笑むと、
ミソラはマネージャーとともに玄関をでていく。
くやしさに震えるスバルだがどうしようもなかった・・・。

『――――――!スバルっっ!』

トランサーの中のウォーロックが
血相を変えて飛び出してくる。

『オイ!すぐあのムスメを追いかけろ!』
「で、でも・・・・・・・。」
『FM星人の周波数を嗅ぎつけた!
すぐ近くにいやがる!』

「ミソラちゃんが危ない・・・・!」

あわてて走り出すスバル。

「さあ、乗るんだ。」
「はい・・・・・・・・。」

『フフフフ・・・、かわいそうなコ・・・・・・。』
「だ、誰?!」

『アタシはハープ。あなたの味方よ。』
「え?」
『あなたの歌はあなたの手で守らなきゃダメ・・・。』
「ど、どうしてそのことを?」
『わかるわ。アタシも音楽を愛してるもの。』
「・・・・・・・・・・。」
『あなたの歌を聴かせてもらったわ。とても美しかった・・・。』

妖しく微笑むハープ。
自分の身体の一部である弦を弾き、
美しい音色を奏で始める。
ハープの奏でるメロディに心奪われるミソラ。
寂しさと悲しみでぽっかりとあいた
心の一部を埋めていくようなメロディ・・・・。

『あなたの歌を汚すヤツらに仕返ししてやりなさい・・・。』
「・・・あたしの歌はお金のためじゃない。」

『そうよ、アタシが力を貸してあげるわ・・・。』


ミソラの身体にハープが触れた瞬間、
まばゆい光があたりを包む。
・・・しかし現れた人影はミソラのものではなかった。

「ハープ・ノート推参!」
「わわっ?!ミ、ミソラどうしたんだそのカッコは?」

FM星人・ハープとミソラが電波変換した姿・・・・・
ハープノートはマネージャーをにらみつけると
手に持っていたギターを構える。

「ショックノート!」

ハープノートの両脇にアンプが出現し、
そこから発せられた音波はマネージャーを
たやすく気絶させてしまう。

「あたしの歌はあたしが守るんだから・・・!」
『その調子よミソラ・・・。』

「ミソラちゃん!」

駆けつけてきたスバルがミソラの名を呼ぶ。
その声に静かに振り返るハープノート。

「スバル君・・・。あなたは傷つけたくない。
もうあたしに構わないで・・・。」
「ミソラちゃん!ダメだよ、目を覚まして!」

スバルの叫びも虚しく、
ハープノートは電波空間に消えてしまう。

『追いかけるぞ、スバル!
クソッ、ハープのヤツめ何考えてやがんだ!』
「うん!電波変換!星河スバル、オン・エア!」

スバルはロックマンに電波変換し、
ハープノートを追って電波空間に消える。
ハープノートは自分の音楽を汚すファンへの制裁をと、
街の人間を無差別に襲い始めた。

『その調子よ、ミソラ!』
「そこまでだFM星人!ミソラちゃんを解放しろ!」

「・・・!ス、スバル君・・・?」

バイザーで顔はハッキリみえないのだが、
そのしゃべりかたと声でロックマンの正体に気づく。


「どんな理由があったって
無関係な人を傷つけるなんてダメだよ、ミソラちゃん!」
「あたしのジャマをするなら
いくらスバル君でも容赦しない!ショックノート!!」

ハープノートはギターを構え、
音波攻撃を次々に繰り出す。
ミソラ相手では反撃もできず、
ひたすら攻撃をかわすしかないロックマン。

『攻撃しろ、スバル!ハープからあのムスメを助けるには
波変換を解かせるしかねえ!』
「で、でも女のコを攻撃なんてできないよ!」
『甘ッチョロイこと言ってんじゃねえ、このバカ!』

『あらぁ、優しいボウヤね♪
どこかの乱暴者とは大違いだわ。』
『ハープ!テメエいったい何やらかそうってんだ!』
『アタシはミソラに力を貸してあげたいだけよ?
フフフ・・・・・・・・』

『チッ!相変わらずうさんくせえオンナだ!
オイ、スバル!あのムスメこと助けてえならさっさと
ブッとばしちまえ!それが今できる最善策だ!』

「わ・・・、わかった・・・・・!」

ロックマンは腹を決めてハープノートと対峙する。
相手の手の内がわからないので
威嚇程度のロックバスターを放つ。

『甘くみられたものねえ!ア
タシたちにそんな攻撃、通じないわ!・・・ミソラ!』

「ショックノート!!」

「くっ・・・・・!」

音波攻撃を上空に跳んで回避するロックマン。
しかしそれを狙ったかのようにギターを構え、
ロックマンを睨みつけるハープノート。

「マシンガンストリング!!」
「なっ・・・!ギ、ギターの弦が・・・・うわあああっ!」

空中で身動きの取れなくなったロックマンに
ギターから弦が伸びてロックマンに絡みつく。
弦を通して脳に響いてくる音波にクラクラし、
縛られたまま落下するロックマン。

「う・・・・、ぐぐ・・・!」
『何やってんだ、スバル!気ィしっかり持て!』
「こ、この弦・・・・まずい、身体が痺れる・・・」
『スバル!バトルカードだ!早く出せっ!』

「バトルカード・・・、オーラ・・・!」
『ヌヌヌ・・・ガブッ!』

ロックマンがなんとか取り出したカードを
喰らいに行くウォーロック。
ウォーロックがカードを捕食すると、
身体のまわりにオーラが発生し、ギターの弦を弾く。
弦が身体から離れると
痺れも抜けて体勢を立て直すロックマン。

「あ、あの弦の攻撃は気をつけないと・・・・」
『気合い入れりゃあれくらいかわせただろう!
手ェ抜いて闘うんじゃねえ!』
「ゴ、ゴメン・・・!仕切り直しだ、
行くぞウォーロック!」

「させないっ!パルスソング!!」
「うぐっ・・・・・・・!」

ハープノートが弦を鳴らすと
ハート型を模した巨大音波があたり一帯に拡がる。
ロックマンはあわてて
バトルカードをプレデーションさせる。

「バトルカード・パワーソング!」

ロックマンの目の前に
電波ウイルス・シシカシューが現れ、歌を歌い出した。
音波と音波がぶつかりあい、相殺されて消滅する。

「そ、そんな・・・!」
「目には目を、音波には音波だ!」
『今だ、いけ、スバル!』

「ブレイクサーベル!!」
「きゃあああーーーーっっ!!」

ミソラの意識はそこで途切れ、
電波変換を維持できなくなったハープノートは
ミソラとハープの姿に戻る。

「ミソラちゃん!」

ロックマンは空中でミソラの身体を受けとめる。
その横ではうなだれたままのハープの姿が。

「あ、気がついた?」
「・・・ス、スバル君・・・?あたし・・・・・。」

スバルの部屋のベッドで目を覚ましたミソラ。

「気分はどう?何か飲む?」
「・・・どうして・・・・・・・?」
「え?」
「どうして助けたの?
あたしは無関係な人たちを襲ったんだよ?」

「だって・・・ボクもキミと同じだから・・・・。」
「どういうこと?」
「イヤなことを無理やりやらされる辛さとか・・・
大切な人がいなくなる悲しさ・・・ボクも知ってる。」

「スバル君・・・・・。」
「傷つく痛みを知ってるなら、
誰かを傷つけるだなんてしちゃダメだと思う。」

「うん・・・。あたしが間違ってた。ママがいなくなって
これから頑張らなきゃいけないのにダメだよね」

こらえきれなくなったなみだが頬を伝う。
目を覚ましたと言ってもこれから彼女が
ひとりで生きていかなくてはならないことに
変わりはないからだ。

「あれ、おかしいな。頑張るって決めたばっかりなのに。
なんで泣けてきちゃうんだろ。」
「ミソラちゃん・・・・・・。」

『ああっ!スバルがオンナを泣かせてやがる!』

「ええっ?!な、なに言いだすんだよウォーロック!」
『チキュウではオンナを泣かせたら罪になるんだろ?
早くなんとかしねえとタイホされちまうぜ?』
「そんなわけないだろ!また半端な知識つけてきたな?!」

ウォーロックの言うことはともかく
ミソラをこのままにしておくのはかわいそうだ。
彼女の力になりたい。
そう思ったスバルはミソラに意外な提案をした。

「ボ、ボクのブラザーになってくださいっっ!」
「え・・・・・・・・?」
「ひ、ひとりで頑張るのも確かに大切かも知れないけど、
それじゃ寂しいと思うんだ・・・・・。
だったらさ、ボクらふたりで一緒に頑張っていこうよ。
そのほうがお互いのためにもいいんじゃないかな・・・。」

はじめてのブラザー交渉に
緊張と照れでガチガチのスバル。
自分と同じ境遇のミソラを客観的にみつめることで
スバルの心にも変化が表れたようだ。

「うん・・・。スバル君、ありがとう・・・・嬉しい・・・・!」
「わわわっ?!」

ベッドで横たわったまま、
スバルを自分のほうへ引き寄せ、抱き寄せるミソラ。
ふいをつかれたスバルはそのまま
ミソラの上に倒れこんでしまう。・・・・そのとき。

「たっだいまあ、スバル!ねえ今日駅前のケーキ屋さんで
新作シュークリームが・・・・・」

「あ。」

上機嫌でスバルの部屋に入ってきた
あかねの目に映ったのは・・・・・・・・

ベッドに横たわる少女の上に倒れこんでいる
自分の息子だった。

「お、おかえり母さん。こ、これは違うんだ、
ちょっとその場の勢いでつい・・・」
「その場の勢いでつい・・・・・・・?」
「あ、いや、そういう意味じゃなくってぇ・・・・・(汗)」

弁解すればするほど立場の危うくなっていくスバル。
思春期の男のコの母親としては放っておけない問題だ。

「ねえスバル。母さん別にスバルが彼女を作るのは
いいと思う。・・・・でもそういうことするのはまだ
ちょ~っと早いんじゃない?」
「ごっ・・・・誤解だよう!ボクそんなつもりじゃないよう!」

同じ境遇のスバルとミソラ。
お互いの辛い気持ちをわかりあえるからこそ支えあえる。
今のふたりの心の支えは初めて結んだブラザーバンドなのだ。

END。2007/07/24 作成29
[PR]

by koyagi_mee | 2008-05-14 14:51 | 流星 小説もどき